<テント日誌 11/17(金)> テントは着実に霞ヶ関の内部にも浸

経産省前テントひろば

経産省前にみんながやってきて脱原発の広場にしてほしい。
経産省本館横で原発反対テントやってます!9/11から24時間体制で泊りこみ、交流、議論、行動の場になってます。相手の目の前にたくさんの人が集まれば、必ず原発は止められる!ぜひ来てください。福島の子どもの絵の展示や、今後の反原発行動を話し合い中!

http://tentohiroba.tumblr.com/

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11月17日、小春日和。この天候に似て、テントは穏やかな一日であった。

朝9時半より、反対側の保安院前で、浜岡原発の運転停止を求めて署名活動をしてきた
原発震災を防ぐ全国連絡会」が 、百万人署名を達成してそれを首相・経産相に提出
すべく行動を行った。
2004年から開始されたこの署名活動は11月9日現在で100万1726筆となったそうである。
会は浜岡原発の永久停止に向け、新たに廃炉作業での雇用確保などを提言している。(中日新聞より)午後、メンバーの1人である静岡の方が、テントを訪問。歓談する。

午後7時からテント全体会議。40名前後の参加者で、緊張感のある真剣な議論。
その一端は近日中に表明される予定。 

このところ、霞ヶ関の官庁に勤務する職員のテント訪問が増えてきている。とくに女性。
受付で記帳し、カンパをしていく。官僚が君臨するその足下からも反=脱原発の気運が 静かに広がっていくのだろうか。テントは池に投げ込まれた石になっているのかも。

先日の11/11アクションでも、経産相の職員であることを宣言してキャンドル包囲の列に加わった人もいた。

テントでは、霞ヶ関虎ノ門〜新橋方面での宣伝活動を強めていくことも検討されている。
是非、テントに集うことの一つとして参加をお願いしておきたい。

( 文責 Y・T )

<テント日誌 11/16(水)> 広がりを見せる「みんなの反原発ひろば」 —— 経産省前テントひろば 67日目 ——

今日の経産省前テントひろばは、平和な一日でした。

寒さの厳しい朝にかかわらず、9時過ぎから座り込みを始める人がおり、ひとり、またひとりと増えていきました。お昼ころには7人くらいが座り込んでいました。
愛知から来た男性は用事のついでに寄ってくださり、お菓子の差し入れも。
原発のステッカーを置いていってくださいました。

日中は、毛布や手袋の差し入れも頂き、大変ありがたかったです。寒さが厳しさを増す中、風雨に弱いテントをいかに補強し、宿泊や集会を快適に行うことができるかが課題です。

午後6時ころには、東京電力本社前にて「TEPCO kills US」というテーマで、反原発パフォーマンスをしたアーティストの方々(主催は、「原発いらない全国の女たち」座り込みアクションで、絵を描くパフォーマンスをした増山麗奈さん)がテントひろばの座り込みに加わり、ますますにぎやかになりました。
この日は、栃木や茨城、東京から兵庫に避難されている方、医療関係の方がいた関係で、放射能の危険性について率直な意見交換が行われました。また、個人的に東海村の村長に手紙を送った方が、村長からの返事を読み上げ、村長に対する支持を呼びかけました。

夜は、飲食物の差し入れが多くあり、その場に集まった20人ほどのみなさんで分け合い、思い思いに語り合いました。

ここが霞が関の真ん中で、日々権力と闘争している最前線の拠点であるということを一瞬忘れそうなほど、穏やかな時間でした。しかし、テントひろばに集まる方々は、テントひろばの存在意義を強く認識されており、口々に持続させたいとおっしゃっていました。また、どうやって原発を止めればいいのか、どうやって生きていけばいいのか、穏やかな交流の中で、真剣に話し合っているのです。

人の輪は確実に広がっています。「反原発のみんなのひろば」である経産省テントひろばは、まさに「みんなのひろば」になりつつあります。
(文責 ひまわり)

http://tentohiroba.tumblr.com/